夜会話 ロッカ Disc 2<情報:サモナイ2TOP

呼び捨てするのは18話からです(何

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十六話 縛鎖を断つもの
 ようやく、アメルに笑顔が戻ってきて うれしいですよ
 これも・・・ 貴方のおかげです マグナさん
 おだてないでくれよ
 いいえ、今のあの子は 僕たちやおじいさんと同じか、それ以上に
 貴方のことを信頼しているんですよ
 これからも あの子をよろしくお願いしますよ
 うん・・・

でも、ロッカ・・・ なんだか、すこし 寂しそうだったよな

十七話 影は歌う
 レイムの言ったことがもし本当だとしたら
 デグレアは今回の戦争の準備に、かなり時間をかけていたことになりますね
 多分、本当だと思うよ そうじゃなかったら
 あれだけの数の兵士が 警戒を強めていたファナンに入れるはずないだろうし
 改めて、思い知らされましたよ
 これは戦争なんだって
 僕たちが戦ってるのは 黒騎士たちじゃなくて ひとつの都市国家そのものなんですね
 ああ・・・
 できれば、こんな後味の悪い思いは、今日で最後にしたいですよ 本当に・・・

うん・・・ 俺も、ロッカと同じ気持だよ・・・

十八話 誰がための剣
 もしかすると、僕は自分をごまかそうとしてたのかもしれない
 ロッカ?
 父母の死に、間接的に おじいさんが関与したことに腹を立てたんじゃなくて・・・
 今まで、それに気づきもしなかった自分が 悔しかったのかもしれません
 それじゃ、爺さんを恨む気持ちは?
 ないと言えば、嘘になります。でも・・・
 リューグが言っていたように、あの人は自分なりに責任をとろうと してくれたんです
 今まで黙っていたのも 僕たちのためを思ってのことでしょうし
 こんなことですねたら アメルにも笑われてしまいますよ?
 ・・・だな?
 おじいさんとは、明日 もう一度、話してみるつもりです
 その前に、心配かけた貴方に、ちゃんと報告しておきたくて
 心配をかけました マグナ それから・・・
 ありがとう
 ・・・うん!

どうなることかと思ったけど ロッカが自分で答えを見つけてくれてよかったよ

十九話 デグレアの闇
 デグレアは僕にとって 絶対に許すことができない敵でした
 村を焼き払い、人々を容赦なく殺したことを 思い出すたびに・・・
 同じ人間とは思えない連中だって、ずっと 思っていました
 でも、まさかその敵が 本当の意味で、人間でなかったなんて・・・
 デグレアの暴虐は 屍人使いたちの手で仕組まれたものだったわけだもんな
 僕は、絶対にあいつらを許しません
 レルムの村の人たち トライドラの人たち そして、デグレアの人たちのためにも
 必ず、倒してみせます 絶対に!
 ロッカ・・・

そうだよな・・・ あの三人だけは、許すわけにはいかないよな

二十話 知の略奪者
 なあ、ロッカ・・・
 なんですか?
 アメルが俺たちに 背負われて帰ってきたのに、どうして平気でいられるんだ?
 冷たいなって思いました?
 そうじゃないけど 前だったら、もっと大騒ぎしてたから それが不思議で・・
 それは、信用しているからですよ
 あの子のことを それに、貴方をね?
 あ・・・
 貴方がいた以上 アメルのことを必死で守ろうとしたのは間違いないですから
 それはあの子も きっと、同じはずです
 だから、こうして無事 戻ってこれた・・・
 違いますか?
 うん・・・
 どんなに傷つこうとも あの子が望んでそれを受け入れたのなら
 それは、きっと必要なことだったんでしょう それを否定する気は僕にはないですよ
 以前の僕は 見守るということと 束縛するということを
 同じように、考えていた気がするんです
 だけど、マグナ 貴方とネスティさんを見ていて・・・
 僕は自分の間違いに 気がついたんです
 大事な存在だからこそ 自分の腕の中だけに抱えこんではいけない ということに・・・
 ロッカ・・・
 ようやく、僕も 過保護な兄から卒業できそうです
 あの子も、リューグも もう、僕の後ろを必死についてきていた
 小さな子供なんかじゃないんですから・・・

それでも、ロッカは二人にとって 最高のお兄さんだと思うよ? 俺は・・・

二十一話 メルギトスの嘲笑
 虚しいですね こういう結末は・・・
 うん・・・
 不思議ですよ 村を滅ぼされた時には 絶対に許せないと思った黒騎士たちが
 今は、とても哀れで・・・ 同情さえしてる僕がいるんです
 ロッカ・・・
 おじいさんが騎士を辞めた理由、なんだかわかった気がします
 争うことはなにも生み出さない それどころか、多くのものを壊してしまう
 でも・・・
 僕はまだ、戦います そうすることで 守れるものがあるというのなら
 失う悲しみを知った僕たちだから、それらを守る楯になれる
 そう、思うんです

それが、ロッカの望む 生き方なんだな・・・

二十二話 真なる罪人
 止めたりはしないのか ロッカ?
 どうしてそう思ったりするんです?
 だって、俺のしようとしてることって・・・
 わざわざ危険の中に飛び込んでいくようなことじゃないか
 それも、自分だけじゃなくて、みんなにまで迷惑かけて・・・
 でも・・・ それが必要だから 貴方は、そうしようと決めたんですよね?
 うん・・・
 貴方はそうやってちゃんと、自分のしたことの意味をわかっているじゃないですか
 そのうえで選んだ道ならば、僕は最後までおつきあいしますよ
 人を信じるってことは そういうことだって僕は思うから・・・
 ロッカ・・・
 貴方と出会うことで 今まで以上にたくさん守りたいと思うものが 僕にはできました
 だから、僕はそれらのために戦います
 がんばりましょう? マグナ
 うん・・・

エンディング
 ・・・マグナ?
 もしかして、また 考えていたんですか?
 あの子のことを・・・
 うん・・・
 毎日今みたいに 過ごしているわけじゃないですよね
 だとしたら ちょっと心配ですよ 僕は・・・
 うん・・・ よくないな、って 思ってはいるんだけど
 つい、さ 一人でいると思い出しちゃってさ
 無理もないですよ 特に、今日は・・・
 あの子がいなくなって ちょうど、二年目になる日ですからね
 ・・・・・・
 さあ、行きましょう 他のみんながたずねてきてくれる前に
 あの子の身の回りを きれいに掃除してあげないと・・・
 うん・・・

 集めた落ち葉はまとめて、この袋に入れておきますね
 ご苦労さま、ロッカ
 樹皮の痛んでる部分も処置したし、なんとかみんなが来る前に 作業が終わったよ
 せっかく、みんなが 揃うんですからね
 うん、本当にそうだな
 聖なる大樹・・・
 この樹がアメルだって知っているのは、多分俺たちだけ・・・
 あの時から、ずっと 邪悪な魔力を吸収して 浄化し続けているのも
 あの子のおかげで 僕らは救われたんです
 本当に、感謝しないと
 ですが・・・ 本音を言えば、僕にも悔いがありますよ
 こんな形の結末しか迎えられなかったのは 今でも残念です
 それに・・・ マグナ 貴方が、こうして暮らしていることも
 ロッカ・・・
 聖なる大樹の護人 いったい、いつまで続けるつもりですか?
 いくら待ち続けても あの子が帰ってくる保障はないんですよ
 うん、わかってるんだ 本当はこんなこと いつまでもしてちゃいけないって・・・
 マグナ・・・
 でも、もうすこしだけ待っていたいんだよ 俺は・・・
 信じているんですね
 あの子が最後に、貴方と交わした約束を・・・
 うん、俺はね あの時、たしかに聞いた気がしたんだよ
 帰ってきます、って そう言ってくれたアメルの声を・・・
 僕も・・・ 信じたいです・・・
 ありがとう・・・ ロッカ・・・

 そろそろ戻りましょう リューグのやつもやって来る頃ですし
 あれ?リューグは たしか、旅に出てたんじゃなかったっけ
 前にパッフェルさんが 手紙を持ってきてくれたんですよ
 闘戯都市での生活も飽きたから、そろそろ帰ってくるって
 そうか・・・
 また一段と、腕をあげたようですからね 手合わせするのが楽しみですよ
 爺さんもルヴァイドも言ってたよ 二人には、もう教えることはないって
 そんな、まだまだ僕たちは未熟ですよ
 本当の強さは、技ではなく、心にあるんです
 そこに至るまでには もっと、自分を磨いていかないと・・・
 ロッカらしいな そういう考え方はさ
 ところで、この集めた落ち葉はどうします?
 みんなが来たらさ これで焚き火をして おイモを焼こうかって思うんだけど
 うん、そうですね それはいい考えかも
 なあ、ロッカ
 はい?
 初めて出会った時より ずいぶんと、ロッカは変わったと思うよ
 なんていうか、前よりずっと大きくなった そんな気がする
 マグナ それは、貴方も同じじゃないですか?

貴方と過ごした日々が 僕を変えたんです 本当に、感謝していますよ

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最終更新:21:56 2006/06/30




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