夜会話 ロッカ Disc 1<情報:サモナイ2TOP

生真面目アニキ。(何

Disc 1 Disc 2

三話 再会と別れ
 すいません マグナさん
 無関係な貴方たちを すっかりまきこんでしまって・・・
 いいんだよ、ロッカ あいつらを敵に回したのは、それとは別のことなんだから
 アメルや君が関わってなくたって、俺は多分 あの村で戦っていたと思うし・・・
 お優しいんですね
 ははは、ネスに言わせたら、タダのお人好しってことらしいけどね
 リューグの奴にも 見習わせてやりたいですよ
 復讐だなんて言ってはいたけれど、あいつは ひょっとして
 僕に対する反発心で 飛び出していったのかも知れないんです
 ロッカ・・・
 大丈夫だよ リューグは、たしかに 君のことを嫌っていたかも知れないけど
 それだけの理由で アメルを放り出して 出ていくような奴じゃないと思う
 マグナさん
 だから、今は信じよう リューグが自分なりに 納得できる答えを見つけだして
 自分から帰ってきてくれることをさ
 そうですね・・・
 無茶だけは絶対にしてくれるなよ・・・ リューグ・・・

口ではああ言ってても やっぱり兄弟なんだな 二人は・・・

四話 小さな召喚師
 大丈夫でしょうか あの子を、僕たちと必要以上に関わらせて
 おいおい ロッカもネスと同じで ミニスが俺たちの害になるっていうのか?
 とんでもない! その逆ですよ・・・
 僕たちは得体の知れぬ敵に狙われているんです
 一緒にいたら、あの子まで 巻き添えになってしまうかもしれないんですよ!?
 (そうか・・・ 俺、派閥のことばかり 考えてて・・・
  そんな簡単なことに気づいてなかった!?)
 とはいえ、今さら 放り出すわけにもいきませんからね
 できるだけ早く あの子の目的をかなえてあげましょう 僕も協力しますから
 ごめん、ロッカ よく考えずにあの子と約束しちゃって・・・
 いいんですよ、それは 多分、僕が貴方の立場だったとしても
 同じことをしただろうと思いますから
 小さな子供が困ってるのを、ほっとけるわけないですからね

ひょっとしたらネスも ロッカと同じことを考えていたのかもしれないな・・・

五話 はかなき平穏
 ネスティさんの言っていたとおりでしたね
 ああ、やっぱり あのイオスたちも 村を襲ったあの黒騎士の仲間だったんだな
 ルヴァイドって名乗ってましたよね あの人・・・
 あんな非道をしてなお 堂々と名乗れる神経が僕には理解できません
 軍に属する人間は みんな、ああいうものなんでしょうか?
 さあ、それは俺にもわからないな けどさ、師範から聞いたことがあるよ
 組織に属する人間は ともすればそのせいで 人間らしさをなくしてしまうんだって
 あいつらはきっと そうなってしまったんじゃないのかな
 こわいことですよね それって・・・
 目的を果たすことだけを優先するあまりに 他のことが見えなくなってしまうなんて
 僕はリューグのことが 心配です
 あいつも復讐のために 周りのことが見えなくなっていないといいんですが・・・
 そうだな でもリューグは大丈夫だと俺は思うよ
 あいつには君やアメルのことが、ちゃんと見えているはずだよ
 それが続く限りは やつらと同じ間違いはしないさ きっと・・・
 だと、いいんですが

リューグは今、どこで なにをしてるんだろう?

六話 彼女の決意
 結局、最後まで ギブソンさんたちのお世話になってしまいましたね
 うん、あの二人の目はごまかせなかったよ
 あらかじめ予想してなかったら、ああまで手際よく助けに入れるはずないもんな
 でも、これから先は 僕たちが自分の力で旅を続けていかなくてはなりません・・・
 貴方たちに迷惑をかけっぱなしの僕たちが 言うようなことじゃないですけどね
 そのことなんだけどさ ロッカ
 もう、よそうよ そういう考え方はさ
 え?
 自分の意志でアメルを守っていくと決めた時点で、俺たちはもう対等の仲間なんだよ
 仲間同士で、いちいちそんなこと気にするのっておかしいだろ?
 ですが・・・
 と・に・か・く!
 俺はロッカと 対等の仲間でいたいってこと!
 マグナさん・・
 変な遠慮なんてしたら それこそ承知しないぞ ・・・わかったか?
 ・・・はい

生真面目なのはロッカのいいところだけど 悪いところでもあるんだよなあ・・・

七話 波乱の港
 海賊から街を守れたことは良かったんですけど・・・
 今日のことは、きっと噂になるでしょうね
 ルヴァイドたちの耳にも入るだろうな きっと・・・
 できるだけ早く この街から離れたほうがいいと思います
 ゼラムの街で ギブソンさんたちに迷惑をかけてしまった時のように
 下町のみなさんを巻きこむことだけは 避けないと
 ああ、そうだな

俺たちの事情で あの人たちに迷惑はかけられないもんな

八話 屍人の砦
 アメルが奇跡の力を使う時、彼女の手がうっすらと輝くのは目にしてきましたけど
 さっきみたいに 全身から強い光を放ったのは、これが初めてですよ
 どうして、あんなことになったんだろう?
 僕にもわかりません ただ・・・
 ただ?
 村が襲われてから あの子の力が日増しに強くなってる気がするんです
 今までは、一度に治せなかったような傷さえ 今は一瞬で癒すことができるようになって
 それは俺も思ってたよ 最初に治してもらった時より、ずっと痛みが引くのが早いし
 毎日がこういう戦いの連続ですから、自然に力が強くなったのだと思いますが
 それがあの子にとっていいことなのか、僕は心配なんです・・・

アメルが倒れた原因が そのせいじゃなければいいんだけど・・・

九話 まだ見ぬ故郷
 裏目に出てしまったようですね おじいさんのウソが
 そんな、ロッカ!? まだウソだと決まったわけじゃ・・・
 僕もそうは思いたいですが、この状況では とても・・・
 信じろというほうが 無理じゃないですか?
 ・・・・・・
 おじいさんを責めるつもりじゃないんです
 あの人はいつだって アメルを大切に思っていましたから
 このウソにも、なにか理由があったはずです
 ただ、よりによって こんな時に、こんな形でバレてほしくはなかった・・・!
 ロッカ・・・
 もう一度、村を探してみること自体は、僕も賛成です ですが、、、
 きっとあの子には つらい思いをさせることになってしまうんでしょうね・・・

それでも・・・ 俺は信じたいんだよ ロッカ・・・

十話 封印の森にて
 これから先 みなさんはどうするおつもりですか?
 とりあえず、デグレアの動きを調べてみるつもりだよ
 そのうえで、あいつらの手が出せない場所に アメルを連れていく
 ですが・・・
 送り先の村にはたどり着けなかったんだ
 !?
 前に言ってたことは全部、無効だよ 当然だろう?
 マグナさん・・
 それで異存はないよな ロッカ?
 ええ・・・ あるはずがないですよ もちろん・・・

確かめなくても分かるようになってもらいたいよなあ そろそろ・・

十一話 処刑台の騎士
 あのビーニャという召喚師のとった行動は
 どうやら、ルヴァイドの意図していたものと 違っていたようですね
 ロッカも、気がついていたんだ?
 ええ、途中で・・・
 あれが内部分裂でなかったら、他の敵が僕たちに手を出していたはずですもの
 すくなくともあの時 シャムロックとの約束をルヴァイドは守ろうとしたわけか・・・
 ですが、そのことで 僕があの男を評価するつもりはありません
 あの男がレルムの村で 虐殺を行ったことは事実ですから!
 いくら騎士として 正しい振る舞いをしたところで、なんの意味もないですよ・・・
 ロッカ・・・

非情さと高潔さ・・・ 相反するどちらが黒騎士の本質なんだろうか・・・?

十二話 絶望の先へと
 キュラーの使った あの術は、本当に恐ろしいものですね
 シャムロックが尊敬していた領主様でさえ 鬼になってしまったんだものな・・・
 誰だって、心の中に いくばくかの暗い感情はあるものです
 僕にしたって、自分でそれをもてあますことがありますから
 ロッカにも、そういう時があるんだ?
 当たり前ですよ できるだけそれを表に出さないようにしているだけです
 ひょっとすると 思ったことをためこむぶんだけ・・・
 リューグよりも僕のほうが、過激なことを考えてるのかも知れませんよ?
 ははは、まさか・・・
 すくなくとも、昔は 僕がする無茶をリューグが必死に止めるなんていう
 今とまったく逆の状態だったんですしね
 ・・・・・・

今の二人を知ってるだけに ちょっと想像がつかないな その光景は・・・

第十三話 祭りの夜
 お祭りですか?
 ああ、たまには 息抜きもかねてさ 遊びに行こうぜ?
 そうですね、せっかく 誘っていただいたんですし・・・
 おつきあいさせていただきますよ

 さすがに賑わってるよなあ・・・
 これだけ大きなお祭りだと、警備する人は さぞ大変でしょうね
 ん?変なところで 感心するんだなあ
 村の祭りの進行や警備も、自警団の仕事でしたから
 つい、そういう所に 目がいってしまって すいません・・・
 それじゃ、ロッカは あんまり祭りを楽しんだことってないんだ?
 ええ、それ以前に こういう大きな街のお祭りは初めてですよ
 それじゃ、今日は めいっぱい楽しんでいかないとな!
 ええ、そうですね 色々と教えてください

 ドォォン…

 今のが、花火というものですか・・・
 ああ、キレイだろ?
 ええ、とっても・・・
 あれが召喚術じゃないなんて、信じられないくらい不思議です
 はははっ、それは大げさじゃないかなあ
 夢みたいですよ
 こうして僕が今 祭りを楽しんでいることが・・・
 ・・・え?
 村が滅ぼされた時 正直、僕はアメルを逃がすために死を覚悟していました
 そんな僕が、こんな ゆったりとした時間を過ごせるなんて・・・
 ロッカ・・・
 ありがとうございます マグナさん
 ひさしぶりに、こんな気持ちを味わえた それだけでも
 誘っていただいて 感謝しますよ・・・

十四話 確かな想い
 アメルがアグラ爺さんの本当の孫娘じゃないってこと、ロッカは知ってたのか?
 いえ、そこまでは ただ・・・
 ただ?
 おじいさんがもともと あの村の住人ではないのは、僕もリューグも知っていました
 えっ!?
 傷を負ったあの人を この村へと連れてきて面倒を見たのが
 夫婦で行商をしていた 僕たちの両親なんです
 赤ん坊だった僕には 当時のことは記憶にないんですが・・・
 それが縁になって両親が他界してからは 一緒に暮らすことになったんですよ
 (そうだったのか・・・)
 ですから、僕たちにも おじいさんに尋ねたいことは、たくさんあるんです
 本人が語らない以上 詮索はしないつもりでいましたけれど
 今日のアメルを見て 決心がつきました
 明日は思いきって なにもかも聞いてみるつもりですよ
 今の僕たちは、もう子供じゃありません
 あの人が抱え続けてきたものを、横から支えてあげるぐらいはできると思うんです

うん・・・ そうしてあげるのが いいと、俺も思うよ

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最終更新:21:55 2006/06/30




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