みんなの味はどんな味!?<小説:スマブラTOP
みんなの味はどんな味!?
ネスがビデオカメラのような物を持っている目の前で、三人が喋っている。
「ということで、この三人、僕子供リンクと!」
「僕、ポポと!」
「私、ナナとの通称「どこまでも調べよう隊」で!スマキャラ独占取材を行いたいと思います!!」
どうやら遊びのようだ。
「さてさて、一回目の独占取材を受けるのはっ…!!」
「こちら、カービィとヨッシーでーす!!」
ポポとナナの間から、今ナナが名前を呼んだ二人が出てきた。
効果音の拍手の音が流れ、カービィとヨッシーは決めポーズをとる。
「さて、この二人が出れば何のことだかはすぐに分かると思いますが、」
「皆を口にするこの二人に!みんなの味はどうなのか質問してみましょう!」
子供リンクがマイクを持ってカービィの隣に行く。
「えー、カービィさん!スマデラ屋敷に住む人の中で、一番まずい味だと思う人は誰ですか?」
前もって注意していたらしく、マイクを出されても歌うことなくカービィは返事をした。
「うーん…やっぱりボクはクッパだなー♪トゲは痛いしザラザラするしー。」
それを聞いてヨッシーが『えー?』と呟いた。
すかさず子供リンクがヨッシーのほうにマイクを向ける。
「僕はファルコンさんのほうが嫌ですぅ。あの汗臭い感じが…。」
「あー、確かにー。ファルコンは二番目に嫌いだなー。」
カービィの言葉を聞いて、アイクラが喋る。
「じゃあ食べたくない人は一位と二位をクッパとファルコンが独占してるんですね!」
「確かに分かるような気がします!!じゃあここで、皆がどんな感じなのか聞いて見ましょう!」

マリオ。
「ボクはあの味けっこー好きだよー!ちょっとピリッとしたスパイスがあってー♪」
「味が濃いんですよねー。僕も結構好きですー。」

サムス。
「味がじわーっと後から来るんだよねー。変な服着てるからかなぁ?」
「あのスーツ着てないサムスさんはとても美味らしいですよ!食べたことありませんけど。」

フォックス。
「フォッ君はねー、食べたあとすっきりする感じなんだよ!」
「あのー…ミントとでもいうんですか?そんな感じで。」

リンク。
「えっとー、そこらへんの草みたいな感じ♪」
「雑草に近い感じですよねー。美味しいとはあまり思いません。」

ピカチュウ。
「電気がビリッてなって不思議な食感なんだよー。」
「あの電気が好きですー。しっぽも硬くておいしいですよ♪」

ネス。
「ネス君はー…けっこーフツーなんだよねー。」
「ちょっとした甘さが好みですぅ。」

ルイージ。
「ちょっと薄味だよねー。たまに塩辛かったりもするよ!」
「多分それは涙ですよー。薄味が美味しいです♪」

ミュウツー。
「不思議な味だよー。なんて言うか甘くもなくて苦くもないって感じ♪」
「こってりとしてて…クセになりますよ!」

ゼルダ。
「えーっと、何だっけ?あの、あのっ、果物みたいな味っ!!」
「梨ですよー、あの味は。」

シーク。
「そうそう、梨。で、少し梨が渋くなった感じ♪」
「シークさんを食べたことはありませんっ!!そんなことは出来るものですか!!」

ドンキー。
「毛並みがザラザラして…あんまり好きじゃないなぁ。」
「味というか食感が嫌ですもんねぇ。」

ヨッシー。
「ヨッシーはねー、キウイみたいな感じだよー♪」
「へー、そうなんですかー。」

カービィ。
「カービィさんはー…レモンっぽい味ですねー。」
「そうなのー?食べたことないからわかんないー。」

Dr.マリオ
「なんか変な味するよねー。」
「薬みたいで好きじゃないですぅ。」

マルス。
「マルスはー…ちょっと甘みがあっておいしいよ♪」
「ほんわかとした甘さなんですよねー。」

ポポ。
「食べたあと口の中が冷たく感じるんだよー。」
「ヒヤッとしますよねー。」

ナナ。
「ポーちゃんとあんまり変わんないけど、ちょっとこっちの方が甘いの♪」
「僕はポポさんのほうがいいですぅ。」

Mr.ゲーム&ウォッチ。
「味…しないよねー。」
「はい、無味ですよぉ。」

ロイ。
「ちょっと辛めー。でも美味しい♪」
「甘党にはちょっとつらいでしょうねー。」

ファルコ。
「ファルコもクセがあるよー。」
「毛というか…羽というか…それらがチクチクしてまたいいんですよ♪」

ガノンドロフ。
「ロイに似てるけど、こっちの方がザラザラするー。」
「あまり好きじゃありませんー。」

ピチュー。
「ピカチュウより柔らかいの♪電気の食感は同じだけど。」
「僕はピカチュウさんのほうが好きです♪」

子供リンク。
「生まれたばかりの葉っぱみたいな感じ♪」
「リンクさんよりおいしいですよ♪」

「ということで、今まで合計二十五人の味を聞いたわけですけど!!」
「あと二人!忘れちゃなりません!!」
アイクラが叫ぶ。
その後、子供リンクが自分が喋ってからマイクを高々と上げた。
「一番美味しい人はっ!!!?」

「ピーチ(姫)っ!!」

カービィとヨッシーの声が重なった。
味はもちろん『桃』である。
「一位はピーチだけど、二位も決まってるよねー。」
「はい、もちろんですっ!」
カービィとヨッシーのその会話を聞いて、子供リンクがすかさず質問した。
「じゃあ第二位はっ!!?」

「プリン(さん)っ!!」

味はもはや言うまでも無いだろう。
カービィが『カラメルソース』つけて食べたいな♪と呟くのも分かる。
「ということで、一位はピーチ、二位はプリンでしたっ!!」
「やはり名前は味に関係あるんでしょうか!?それは謎に包まれたままですっ!!」
アイクラのあとに子供リンク。
「では!第一回独占取材はこれにて終了とさせていただきますっ!!
 ゲストのカービィさん、ヨッシーさんどうもありがとうございました!!!
 『どこまでも調べよう隊』でしたっ!!」
その締めの言葉を聞いてから、ネスが今までずっと回っていたビデオカメラの録画を止めた。
止めたあと、早速ナナが喋りだす。
「はぁ…疲れた〜。でも上手くいったね♪」
「うん!これからもバシバシ活躍しちゃおうよ、『どこまでも調べよう隊』!」
「ポポ君もナナちゃんも上手だったよ!楽しかったー。ネス君もお疲れー。」
ネスはずっとビデオカメラを持っていたのだからそれなりに疲れているだろうと言った言葉なのだが、本人には関係なかった。
「ん、別に平気だよ。超能力で浮かせてたから。」
「…あは、そうだね。」
このあと、このビデオをスマキャラ全員に見せたのは言うまでも無い。



「…ざっ…雑草…。」
誰も気がつかなかったが、リンクはその後ずっと沈んでいた。



どんな味なのかなぁということで、勝手に決めました。
全てにおいて公式ではありません。(つーか公式に味を決めてあるのか!?)
やっぱり私の小説って、オチがありませんね…;;
とりあえず、番外編読んでくださってありがとうございました。

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最終更新:18:07 2006/07/09




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